3番目の勅撰和歌集「拾遺集」

古今集後撰集に採られずに遺った秀歌を拾い集めた「拾遺和歌集


院宣 花山院

20巻 約1350首

1005~1007年頃成立

和歌所が置かれず、花山院の親撰(または花山院が藤原長能源道済に撰進させた)


主な歌人
紀貫之 107首
柿本人麻呂 104首
大中臣能宣 59首
清原元輔 46首
平兼盛 38首
藤原輔相 37首
凡河内躬恒 34首
源順(したごう) 37首
伊勢 25首
恵慶(えぎょう) 16首
村上天皇 16首
藤原公任 15首
斎宮女御
藤原道綱母
など


屏風歌や障子歌や歌合の歌など晴れの場の歌が多い

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最初の歌

巻1 春

春たつと
いふばかりにや
み吉野の
山もかすみて
今朝はみゆらむ

by 壬生忠岑


暦の上では立春になったとそう思うだけで、吉野山は春霞で霞んでいるように今朝は見える


穏やかな良い歌ですね

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立春は、24節気の春の始まり、1年の始まりとされる日です。


2021年の立春は、2月3日でした。


立春」は、太陽黄経が315度になった瞬間が属する日。


2021年の立春の瞬間は、
2月3日23時59分


「1分差」で3日が「立春」となりました。


2月3日になるのは、1897年(明治30年)以来124年ぶりでした。


立春の前日が節分なので、2日は豆まきしたり恵方巻を食べたりした人が多かったことでしょう(^^)